フェラーリの修理記録
デビュー第一弾はお馬さんの車検と修理です。とても程度の良い車両です。12気筒のサウンドは心地良いものです。スーパーカー世代には憧れの車です。
オーナー様からの話ではきちんと整備されている様ですし、走行距離も少なく整備の必要なところも無いのではないかと思ってリフトアップした所ありました。ウィークポイントの一つであるバルブカバーからのオイル漏れ。結構漏れています。整備が必要です。早速バルブカバーパッキン、プラグホールパッキン、その他諸々ガスケットの注文です。タイミングベルト等の交換は最近された様ですので、エンジン降ろして他の追加作業はなさそうです。車上のままガスケット交換になります。
ガスケット交換の作業状況は後日また報告します。
その他の点検です。
また、発見してしまいました。
フロントブレーキホースの膨らみ。見えにくいですが、赤丸の部分です。動脈瘤ばりに膨らんでいます。会話が中年親父の会話になってますが、そんな事はさて置きとても危険です。よく破裂しなかったなという状態です。交換の形跡がなさそうなので、ブレーキホース一台分交換します。
純正部品は1台分揃わないとの事、おまけに高い、単なるゴムのホースなのになんで?フィアットならそんなに高くないよね?みたいな疑問を持ちながら部品探しです。ステンメッシュホースと金額的に代わらないのでお客様に提案。ブレーキタッチも良くなるしその方が良いと言う事でスグ注文。翌日ホースが届き交換作業です。
フィッティングもステンタイプ、コーティングをブラックタイプにし、レーシング心くすぐる一品です。
機能美というか、純正ホースに比べると美しいですね。ただのホースですが燃えてきます。
交換するとこんな感じです。
カチッと効くブレーキに変わった事を妄想しながらエア抜き&フルード交換作業です。
バッチリ完成です。
車検も無事合格し、お客様へ納車です。
はてしなく加速しそうなエンジン。